韓国に「上陸」したスターリンク、サービス地図に「“独島”がない」…現地で不満の声
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【12月16日 KOREA WAVE】米宇宙開発企業「スペースX」が提供する衛星インターネット通信「スターリンク」が韓国でサービスを開始した。だが公式ウェブサイトの「サービス可能地域を示す地図(Availability Map)」において、韓国が「独島」と呼んで実効支配する竹島(島根県)が12月7日の時点で表記されておらず、不満の声が上がっている。
検索欄に「独島」や「Dokdo」と入力すると、「鬱陵郡鬱陵邑独島里」という表記とともに、「リアンクール岩礁」という名称が関連検索語として表示される。「リアンクール岩礁」は、1849年に欧州で初めてこの島を発見したフランスの捕鯨船「リアンクール号」に由来する地名。
スターリンクが韓国でのサービス提供に際し、この島の表記を削除していることに対し、韓国国内では批判が高まっている。
Googleマップでも同様の論争がある。韓国国内で閲覧した際には「独島」と表示されるが、日本では竹島となり、さらに外国人が韓国でGoogleマップを使用すると「リアンクール岩礁」と表示される仕様となっている。
こうした中、韓国・誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は「島の位置そのものが地図から消えているのは明白な問題であり、検索結果で『リアンクール岩礁』が表示されるのも不適切だ。きっぱりと抗議する必要がある」と指摘している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News