【12月15日 AFP】オーストラリア・シドニー近郊のボンダイビーチで14日、2人の男による銃乱射事件があった。地元警察は、容疑者1人を含む16人が死亡し、約40人が負傷したと発表した。

現場はシドニー東方にある観光地で、ユダヤ教の祭典ハヌカの行事が行われていた。犠牲者の中には10歳の少女も含まれる。

地元警察によると、容疑者は50歳の父親と24歳の息子とみられる。50歳の男は警察に射殺され、息子とみられる男は負傷した後に拘束され病院に搬送された。

「5人が重体で、他の人々も重傷だが安定している」とニューサウスウェールズ警察が声明で発表した。

オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は14日、銃撃事件はユダヤ教徒を標的とした銃撃との見解を示し、「これは悪の行為であり、反ユダヤ主義であり、テロリズムであり、我が国の心を打ち砕いた」と述べた。

銃撃は、毎年行われているハヌカの祭典中に発生し、警察によると1000人以上が参加していたという。

ドナルド・トランプ米大統領は14日、「反ユダヤ主義者」による「恐ろしい攻撃」だったと非難した。(c)AFP