【12月8日 AFP】ナイジェリア当局が、先月キリスト教カトリック系学校から武装集団に拉致された生徒100人の解放に成功したと、国連(UN)筋と地元メディアが7日、伝えた。いまだ165人の生徒と教職員が拘束されているとみられ、安否は不明となっている。

11月下旬、中部ナイジャ州にある共学の寄宿学校であるセントメリーズ学校から生徒と教職員315人が拉致された。すでに50人が脱出しており、拘束されているのは265人となっていた。

国連関係者によると、解放された子供たちは首都アブジャに到着しており、8日にナイジャ州政府へ引き渡されることになっている。

地元メディアも生徒100人の解放を報じたが、交渉によるものか軍事行動によるものか、また残る生徒や教職員の安否については詳細を伝えていない。

学校を運営するコンタゴラ教区司祭の広報担当者は、「私たちは祈り、帰還を待っていました。本当なら喜ばしい知らせです」としたものの、「しかし、まだ公式には知らされておらず、連邦政府から正式な通知も受けていません」と述べた。(c)AFP