RSFの無人機攻撃、幼稚園・病院標的で民間人数十人死亡 スーダン
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【12月7日 AFP】スーダンの南コルドファン州で先週、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の無人機攻撃が幼稚園と病院を直撃し、数十人の民間人が死亡した。地元当局者が7日、AFPに明らかにした。
同州カロギへの攻撃は4日に3回あった。「最初は幼稚園、次に病院、そして3回目は人々が子どもたちを救助しようとした際に起きた」とカロギ行政責任者のエッサム・アルディン・アルサイード氏は、スターリンクを通じてAFPに語った。
アルサイード氏は、RSFおよびアブデルアジズ・アルヒルが率いるスーダン人民解放運動北部派(SPLM-N)が攻撃を実施したとして名指しした。
国連児童基金(UNICEF)は、攻撃により5~7歳の10人以上の子どもが死亡したと述べた。一方、国軍側の外務省は、4日の攻撃による死者数を79人とし、そのうち43人が子どもだと発表している。
UNICEFスーダン代表のシェルドン・イェット氏は、「学校で子どもを殺害することは、子どもの権利に対する恐ろしい侵害だ」とし、すべての当事者に攻撃の停止と人道的アクセスを許可するよう求めた。
10月下旬にスーダン西部ダルフール地方最後の軍の拠点だったファシェルを制圧したRSFは現在、石油が豊富なコルドファン地域に東進している。(c)AFP