【12月7日 AFP】インド西部ゴア州にあるナイトクラブで6日深夜~7日未明、火災が発生し、少なくとも23人が死亡した。州首相やその他関係者が7日早朝に発表した。

インド通信(PTI)が関係者の話として伝えたところによると、火災は北ゴア地区アルポラにある施設で真夜中頃に発生した。死者には観光客も含まれるという。

ゴア州のプラモッド・サワント州首相は「今日はゴアの私たち全員にとって非常に痛ましい日だ。アルポラでの大規模な火災事故で23人が命を落とした」とX(旧ツイッター)に投稿した。

また「責任があると判明した者には、法律に基づいて最も厳しい処分が下されるだろう。いかなる過失も厳しく対処する」とも述べた。

記者団には「3~4人」の観光客が死亡したと説明したが、国籍については明らかにしなかった。23人中、3人は焼死、残る20人は窒息死だったとした。

「これは決して起きてはならない悲劇的な事故だ。この事業は適切な許可なしに運営されており、その怠慢が火災を引き起こした」と指摘した。

アラビア海沿岸に位置するゴアには毎年、数百万人の観光客が訪れるが、同国の建築基準の問題や過密状態、安全規則の遵守不足により火災の発生頻度は低いとは言えない。

5月にも、ハイデラバード市で3階建ての建物が火災に見舞われ、少なくとも17人が死亡した他、その1か月前には、コルカタのホテルで激しい火災が発生し、少なくとも15人が死亡した。

また昨年は、西部グジャラート州の混雑した遊園地で火災が発生し、少なくとも24人が死亡した。当局者は当時、死傷者数が多かった原因として、施設の仮設構造物が入口付近で崩壊し、人々が閉じ込められたことを指摘していた。(c)AFP