メルツ独首相、イスラエル初訪問 改めて支持表明
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【12月7日 AFP】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は6日、就任後初めてイスラエルを訪問し、イスラエルへの支持を再確認した。両国の関係は、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢をめぐって緊張が生じていた。
メルツ氏は午後8時(日本時間7日午前3時)直前にテルアビブのベン・グリオン空港に到着し、イスラエルのギデオン・サール外相の出迎えを受けた。サール外相は同氏を「イスラエルの友人」と呼び、ドイツは「重要なパートナー」だと述べた。
メルツ氏はその後、エルサレムでイツハク・ヘルツォグ大統領と会談。「ここにいることを大変光栄に思う。ドイツ連邦共和国の政策の不変の核心原則として、この国を支持することを再確認するのは真に大きな名誉だ」と述べた。
イスラエル到着前にはヨルダンに立ち寄り、アブドラ国王と会談した。ガザ地区への人道支援の拡大と、イスラム組織ハマスの戦闘員に武装放棄を求めたほか、ヨルダンとドイツが交渉による二国家解決に引き続きコミットしていることを確認した。
会談後の記者会見でメルツ氏は「テロリズムと反ユダヤ主義の居場所はない」と述べた。
メルツ氏は7日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談する予定。(c)AFP