Xキャプチャー(c)NEWSIS
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【12月05日 KOREA WAVE】北朝鮮・平壌のあるカフェが、人気キャラクター「ラブブ」のフィギュアを入手するための“購入券”を実質100ドルで販売しているとされ、注目を集めている。

中国と北朝鮮を行き来する広報専門家のサリー・イン氏が最近、SNS「X(旧Twitter)」に平壌市内のカフェの写真と案内文を投稿。「前回は“ブラインドボックス”イベントを開いていた。今回はポイント制でラブブのフィギュアがもらえるようだ」と紹介した。

案内文によると、コーヒーを注文すれば1ドル、注文しない場合は3ドルで購入券(バウチャー)を購入できるという。購入券100枚でフィギュア1体と交換可能とされており、コーヒーを飲んで券を集めた場合、約100ドルを費やす計算となる。

投稿された写真からは、木材とレザーを活かしたインテリアや落ち着いた照明など、米スターバックスの高級業態「スターバックス・リザーブ」を彷彿とさせる空間が確認できる。店内にはアイスアメリカーノやストロベリーラテなどのメニュー写真も飾られていた。

複数の客がテーブルを囲み談笑する様子も見られ、いわゆる“カフェ文化”が北朝鮮でも一部根付いている様子がうかがえる。

このカフェは、平壌・楽浪地区の「愛国金剛館」内に位置し、「未来リザーブ(Mirae Reserve)」という名称で営業しているという。ロゴマークも、スターバックスの“星”ではなく、“M”のアルファベットを加工したものを採用している。

このカフェについては米紙ニューヨーク・タイムズも過去に紹介しており、ある中国人留学生は今年8月の訪問時に「コーヒー3杯に25ドル払った」と証言。「平壌は物価が高い」と述べたという。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News