ウクライナ、ロシアが制圧主張する東部要衝ポクロウシクをいまだ保持と発表
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【12月3日 AFP】ウクライナ軍は2日、ロシア軍が長期にわたる激戦の末、制圧したと主張している東部ドネツク州の要衝ポクロウシクで、ウクライナ軍がまだ保持していると主張した。
ロシア国防省は1日、同国兵がポクロウシクの中央広場に国旗を掲げる動画を投稿していた。
ウクライナ軍東部作戦地域司令部はソーシャルメディアに、「ポクロウシクでは索敵・攻撃作戦と市街地における敵の排除が続いている」と投稿。
ロシア側の主張を明確に否定することなく、中央広場に国旗を掲げたロシア軍の部隊は撃退したと付け加えた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2日夜、ポクロウシク制圧宣言を裏付けるべく、同市内のプレスツアーに外国人記者を招待した。
プーチン氏は記者会見で、「私は既に、外国のジャーナリストにクラスノアルメイスク(ポクロウシクのロシア側の呼称)市を訪れ、自らの目で確認する権利を与える用意があると述べてきた。ウクライナのジャーナリストにもだ」と述べた。
プーチン氏はポクロウシクについて、「特別軍事作戦開始時に設定されたすべての目標を達成するための良い足がかり」だと述べ、ウクライナにおける当初の最大目標を依然として堅持する姿勢を示した。
ウクライナ軍によると、ロシア軍は悪天候に乗じて、兵たん拠点ポクロウシクに進撃した。
米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」のデータをAFPが分析したところ、ロシア軍の11月の制圧面積は、侵攻初期を除き、2024年11月以来最大規模だった。(c)AFP
