イラン人サッカー選手、酒を手にしたとみられる映像で出場停止処分
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【11月24日 AFP】イラン人サッカー選手のDFアルミン・ソフラビアン(30)が、酒を手に持っているよう見える映像がネット上に公開されたことで出場停止処分を受けた。23日、地元メディアが報じた。
ファルス通信によると、同国1部リーグのエステグラルFCは、「規律委員会」に出席するまでの間、ソフラビアンを練習から一時的に除外したという。同通信は、映像にはアルコール飲料が映っていると主張している。
イランでは1979年のイスラム革命以降、シャリア(イスラム法)に基づき酒の製造と消費が禁止されている。
映像はここ数日間、ソーシャルメディア上で広く拡散されており、ソフラビアンが黄色い液体の入ったグラスを持ちながら自撮りしている様子が映っている。別の場面では、酒と思われるボトルが並ぶバーの前に立つ姿も確認できる。
22日にソフラビアンはインスタグラムに投稿し、映像は数年前のもので、最近になって「個人的な問題を抱えている人物」によって公開されたものだと説明した。
イランではキリスト教徒、ユダヤ教徒、ゾロアスター教徒などの非イスラム教徒の少数派のみが酒の禁止を免除されているが、公の場で飲むことは許されていない。外国人もまた酒の禁止に従うことが求められている。(c)AFP