【11月23日 AFP】大相撲九州場所は23日、千秋楽を迎え、関脇・安青錦(21)(本名ダニーロ・ヤブグシシン)が初優勝を遂げた。ウクライナ出身力士では初。

安青錦は本割で大関・琴桜に勝ち12勝3敗。優勝決定戦では横綱・豊昇龍を破り初めて賜杯を手にした。大関昇進も確実という。

「自分らしい相撲がとれて良かった」と語り、「目標にしてきたことなので、それができてうれしかった」と優勝を振り返った。

今後については「もう一つ上の番付がある。それを目指していきたい」と、将来の横綱昇進に向けて意気込みを語った。

ウクライナ中部生まれ。7歳で相撲を始め、17歳で国内チャンピオンとなった。2022年に、ロシアのウクライナ侵攻が始まったため、相撲ができる環境を求め来日した。(c)AFP