【11月23日 AFP】米ワシントン州で、鳥インフルエンザ(H5N5)に感染した高齢者が死亡した。州の保健当局が21日発表した。基礎疾患があったとされ、今月初めから入院していた。米国内で今年、鳥インフルエンザによる人の死亡は2例目となる。

ワシントン大学の検査でH5N5型への感染が確認された。同型の人への感染は世界で初めて。米疾病対策センター(CDC)は「一般市民へのリスクは低く、他に陽性者は確認されていない。このウイルスが人から人へ感染した証拠はない」としている。

死亡した患者は、さまざまな種類の家禽を裏庭で飼育しており、ここから感染したと考えられるという。

CDCによると、今年は70人以上の鳥インフルエンザ感染例が報告されており、1月にはルイジアナ州でH5N1型感染による死亡例もあった。(c)AFP