シナーがATPファイナルズ制覇、宿敵アルカラス撃破
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【11月17日 AFP】男子テニスのシーズン最終戦、ATPファイナルズは16日、イタリア・トリノでシングルス決勝が行われ、大会第2シードのヤニック・シナー(イタリア)が7-6(7/4)、7-5で第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を下し、地元の観客の前で波乱のシーズンを最高の形で締めくくった。
昨年、禁止物質のクロステボールに陽性反応を示したシナーは、今年3か月の資格停止処分を受けてシーズンの一部を失っていたが、テニスファン垂ぜんの一戦を制し、今季は全豪オープンとウィンブルドン選手権に続いて、シーズン最後の大会のタイトルを手にした。
この試合の結果、シナーは屋内ハードコートでの連勝を31に伸ばした。あと4勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2012年から15年にかけて記録したオープン化以降史上2位の記録に並ぶ。単独首位はジョン・マッケンローの47連勝となっている。
一方のアルカラスは今季8勝を挙げて、四大大会(グランドスラム)での優勝回数を通算6勝に伸ばした。また、今季はシナーといずれもトップレベルの大会で直接対決し、6戦4勝を記録している。さらに、シナーを抑えて年間世界ランキング1位も獲得している。(c)AFP