『ベニスに死す』のビョルン・アンドレセンさん死去 70歳 「世界で一番美しい少年」
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【10月28日 AFP】スウェーデンの俳優ビョルン・アンドレセンさんが70歳で亡くなった。関係者が27日、AFPに明らかにした。映画『ベニスに死す』で美少年を演じ、「世界で一番美しい少年」として知られた。
アンドレセンさんの人生についてのドキュメンタリーを手掛けたクリスティーナ・リンドストロム監督によると、アンドレセンさんは25日にがんで亡くなった。訃報はアンドレセンさんの娘から聞いたという。
アンドレセンさんは1955年1月26日にストックホルムで生まれ、父親がいない環境で育ち、10歳の時に母親が自殺。その後、祖父母に育てられた。
15歳の時、イタリアの映画監督ルキノ・ヴィスコンティ氏に声をかけられ、同監督の受賞作『ベニスに死す』(1971年)で美少年タッジオを演じ、「世界で一番美しい少年」として世界的な名声を得た。
2019年には、アリ・アスター監督のホラー映画『ミッドサマー』で老人ダンの役を演じた。(c)AFP