【10月16日 AFP】不吉をもたらす、あるいはオカルトとつながりがあるとして長く汚名を着せられてきた黒猫が、スペインのある町で救いを見いだした。この町はハロウィーンの「邪悪な儀式」を阻止するため、一時的に黒猫の譲渡を禁止している。

カタルーニャ州北東部の町テラサの動物福祉局は10月6日、「迷信、儀式、あるいは無責任な利用に起因する潜在的なリスク」を防ぐため、10月1日から11月10日まで黒猫の譲渡や一時預かりの申請受付を停止すると発表。

この決定は「ハロウィーンの時期が到来したこと、そしてさまざまな動物愛護団体が適用している慎重な基準」を踏まえた措置だと付け加えた。

地元紙ディアリ・デ・テラサは先週報じたところによると、動物福祉評議員のノエル・ドゥケ氏は、ハロウィーンが近づくと「儀式目的」やSNS映え狙いの「『クール』な装飾として」黒猫の譲渡希望が増えると説明。

「テラサ町役場は『この暗い話題』を見て見ぬふりはできない」と述べた。

動物愛護団体は、ハロウィーンの儀式で猫が傷つけられたり、殺されたり、小道具として使われたりする可能性があると警告している。

テラサの動物福祉局によると、例外は「猫の安全が完全に保証され、申請者の経歴が信頼できることが同局の専門チームによって確認できた場合」に限り認められるという。

ハロウィーン後に譲渡・一時預かり申請の受付を再開する予定だが、将来的に今回と同様の禁止措置を取る可能性も排除していない。

当局によると、テラサには9800匹以上の猫が暮らしている。(c)AFP