湖底に沈んだ巨大タイヤから黒い液体、ごみ60トン…韓国の「美しい湖」の衝撃実態
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【10月07日 KOREA WAVE】韓国江原道束草市にある観光地として知られる青草湖で2025年9月30日午後、大規模な水中・沿岸清掃が展開された。韓国政府の「大韓民国リニューアル週間」に合わせたもので、現地の海洋警察庁、韓国の飲料メーカーである「東亜大塚」、地方自治体の束草市が主催。市民団体とボランティアを含む計16団体・170人が参加した。
午後2時半、潜水服を着た海洋警察庁の特殊救助隊員が湖に潜ると、水面に大きな波紋が広がった。数分後、水面に姿を現した隊員が「この方向にロープを投げてください」と叫んだ。そのロープの先がクレーンに結ばれ、引き上げられたのは腐敗し黒く変色した巨大な廃タイヤだった。タイヤの隙間にたまっていた黒い液体が流れ出し、湖面に広がっていった。
その後も、観光客が放置していったと見られる釣り用の椅子や三脚、家電の残骸、廃棄された漁網、ロープ、釣り竿などが次々と湖底から引き上げられた。湖底は「青草湖」の名とは裏腹に、まるで巨大な「ごみ倉庫」のような状態だった。拾い上げた貝殻の山にも生活ごみが混ざっていた。
水中でごみを探し出す海洋警察隊員と、それをすぐに引き上げるクレーン。陸上では集められたごみが山のように積み上がった。参加したボランティアからは「想像以上に深刻だ」という声が上がった。あるボランティアは「青草湖はいつも美しいと思っていたが、こんなにも汚染されていたとは」と驚き、「今後は小さなごみでも捨てないようにしようと思う」と語った。
湖の水中だけでなく、湖畔の清掃も進められた。煙草の吸い殻、使い捨てカップ、ペットボトル、鶏の唐揚げの包装箱など生活ごみが目立ち、短時間で大きな袋がいっぱいになった。この日だけで回収されたごみの総量は約60トンにのぼった。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News