【10月5日 AFP】25MLBは4日、ナ・リーグ地区シリーズ(NLDS、5回戦制)が開幕し、ロサンゼルス・ドジャースはフィラデルフィア・フィリーズとの初戦を5-3の逆転勝ちで制した。

ポストシーズンで投手と野手の両方で先発出場するというMLB史上初の快挙を遂げたドジャースの大谷翔平は、立ち上がりは不安定だったものの、6回を投げ切った。

待望のプレーオフ初登板となった大谷は2回、先頭のアレックス・ボームに四球を与え、続くブランドン・マーシュに単打を許してピンチを招くと、J.T.リアルミュートに2点適時三塁打を許した。

さらに犠飛でリアルミュートに生還されたが、その後は落ち着きを取り戻し、9打者を連続で打ち取った。

大谷は6回を投げて9奪三振、1四球、3失点だったが、打席では4三振を喫した。

一方でドジャースは6回、エンリケ・ヘルナンデスが2点適時二塁打を放ち、ここまで封じ込まれていたフィリーズの先発投手クリストファー・サンチェスをマウンドから引きずり下ろした。

すると1点差で迎えた7回、リアルミュートの三塁打の場面で守備のミスがあったテオスカー・ヘルナンデスがそれ十分に埋め合わせる3点本塁打を放ち、ドジャースが逆転に成功した。

ドジャースは8回に二死満塁のピンチを切り抜けると、9回に登板した佐々木朗希がキャリア初となるセーブを記録した。

ナ・リーグのもう1試合では、ミルウォーキー・ブルワーズが9-3でシカゴ・カブスを圧倒し、初戦を飾った。

ア・リーグ地区シリーズ(ALDS、5回戦制)では、トロント・ブルージェイズが10-1でニューヨーク・ヤンキースに大勝。デトロイト・タイガースは延長11回の末、3-2でシアトル・マリナーズに競り勝った。(c)AFP