イスラム諸国、欧州がガザ和平計画を支持
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【9月30日 AFP】主要なイスラム諸国とパレスチナ自治政府は29日、ドナルド・トランプ米大統領が提案したガザ和平計画への支持を表明した。欧州首脳はイスラム組織ハマスに計画を受け入れるよう求めた。
エジプト、ヨルダン、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦、トルコ、インドネシア、パキスタンの8か国は共同声明で、「米国大統領の役割とガザの戦争を終わらせるための誠実な努力を歓迎する」と述べ、「最終的な合意とその実施を確保するために、米国および関係者と前向きかつ建設的に関与する準備がある」と表明した。
パレスチナ自治政府は声明で、トランプ氏の「誠実で決意に満ちた努力」を歓迎した。
欧州首脳からも支持が相次いだ。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、計画をトランプ氏の「ガザでの戦争を終わらせるためのコミットメント」だと称賛し、「ハマスはすべての人質を直ちに解放し、この計画に従う以外に選択肢はない」とX(旧ツイッター)に投稿した。
英国のキア・スターマー首相は声明で、トランプ氏の「戦闘を終わらせ、人質を解放し、ガザの人々に緊急の人道支援を提供するための努力」を強く支持すると述べた。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、「すべての関係者がこの機会を捉え、計画を受け入れるよう呼びかける」と述べた。
一方、ハマスと共闘する過激派「イスラム聖戦」は、計画を「パレスチナ人に対する継続的な攻撃のレシピ」だと非難し、「イスラエルは、この計画を通じて戦争で達成できなかったことを押し付けようとしている」と述べた。
ハマスは計画を受け取っていないとして、公式な反応を示していない。(c)AFP