【9月29日 AFP】男子テニス、木下グループジャパンオープンは29日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は3-6、6-3、6-4で第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)から逆転勝利を収め、今季10度目の決勝進出を果たした。

同一シーズンで10大会の決勝に駒を進めた選手は、2017年シーズンのラファエル・ナダル(スペイン)以降では初めてとなる。

25日に行われた大会初戦で足首を痛めていたアルカラスは、見事なウイナーをたたき込んだ世界ランク12位のルードに第1セットを先取された。それでも第2セットから主導権を握ると、力強いショットを繰り出して、そのまま試合をしっかりとものにした。

4月のモンテカルロ・マスターズから出場した9大会ですべて決勝に進んでいるアルカラスは、「素晴らしい気分。もちろん、また決勝に出られるというのは、いつだってうれしい」と話した。

「これが僕らが努力している理由で、出る大会すべてで決勝を狙っている。コート上の自分にすごく満足している」

30日に行われる決勝では、第2シードのテイラー・フリッツ(米国)との対戦が決まった。フリッツは6-4、6-3でジェンソン・ブルックス(米国)を撃破した。

先日行われた欧州選抜と世界選抜による対抗戦のレーバー・カップでは、フリッツがアルカラスからキャリア初勝利を挙げたばかりとなっている。(c)AFP