小泉氏、「ステマ」認め謝罪 「総裁選辞退」がトレンド入り
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【9月27日 AFP】自民党総裁選の最有力候補と目されていた小泉進次郎農相(44)は26日、自身の陣営が「ニコニコ動画」に小泉氏を称賛する「ステマ」コメントや他の候補を中傷するようなコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていたことを認め、謝罪した。
週刊文春が、小泉陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相の事務所が陣営関係者や支持者に対し、ニコニコ動画で小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう圧力をかけていたと報じていた。
小泉氏は26日、自らの関与を否定した上で、「一部行き過ぎた表現があったと報告を受けています」「これは私がもっと強ければ、しっかりしていれば、心配かけることもなく、こうしたことは起こらないだろうというふうに申し訳なく思います」と述べた。
週刊文春によると、メールには書き込んでほしいコメント例として、「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」「あの石破さんを説得できたのスゴい」などの文言が羅列されていた。
「ビジネスエセ保守に負けるな」というコメント例もあった。週刊文春はこれを、来月の総裁選で最大のライバルとなる右派の高市早苗前経済安全保障担当相への誹謗(ひぼう)中傷とも取れるものだと批判した。
X(旧ツイッター)は26日、小泉氏の総裁選辞退を求める「総裁選辞退」がトレンド入りした。(c)AFP