【9月27日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は26日、国連総会の一般討論演説に臨み、パレスチナ国家承認はイスラエルにとって「国家的自殺」だと非難し、パレスチナ自治区ガザでの軍事作戦を「完遂する」と述べた。

演説でネタニヤフ氏は、英国やフランスなど西側諸国によるパレスチナ国家承認は「ユダヤ人を殺すことが報われるという非常に明確なメッセージだ」と主張。

承認により、イスラエルを「国家的自殺」に追い込もうとしていると非難し、「イスラエルはテロ国家を押し付けられることを許さない」と語った。

また、イスラム組織ハマスの壊滅に向け、ガザでの軍事作戦の継続を改めて表明し、「仕事を完遂する」と述べた。

ネタニヤフ氏が登壇すると複数の代表団が議場から退席し、抗議の意思を示した。また、ニューヨークのタイムズスクエア付近ではネタニヤフ氏の逮捕を求めるデモが行われた。(c)AFP