シリア、アサド政権崩壊後に100万人帰還 国連が発表
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【9月25日 AFP】昨年12月のバッシャール・アサド政権崩壊後、シリアに100万人の難民が帰還した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が24日、発表した。
UNHCRは声明で「2024年12月8日のバッシャール・アサド政権崩壊後、わずか9か月で100万人のシリア人が自国に帰還した」と述べた。
また、14年近く続いた内戦で国内避難を余儀なくされた180万人も元の地域に戻ったことも明らかにした。
UNHCRは「シリア人が政治的移行後に抱く大きな希望と高い期待の表れ」としたが、その一方で「破壊された家屋やインフラ、損なわれた基本サービス、雇用機会の欠如、不安定な治安などにより、帰還と再建の決意は容易ではない」と指摘した。
依然として国内避難民が700万人以上、国外の難民が450万人以上いると説明し、持続的な帰還と再統合の実現には、帰還地域へのより具体的な投資が必要だと強調した。(c)AFP