【9月3日 AFP】スーダン西部ダルフール地域で8月31日に起きた大規模な地滑りで、当初「1000人以上が死亡」とされた被害について、国連スーダン人道調整官は2日、死者は300~1000人と推定されると発表した。

国連スーダン人道調整官のルカ・レンダ氏は、地元の情報筋を引用して犠牲者数の見通しを示した。スーダン解放運動/軍(SLM/A)は当初、死者は1000人以上に達すると発表していた。

レンダ氏は声明で「国連と我々の人道支援パートナーは、被災者への支援を提供するために動員している」と述べた。

SLM/Aによると、地滑りによりジェベル・マラ山脈のタラシン村が壊滅状態となり、「これまでに得られた情報では村の住民全員が死亡した。犠牲者は1000人以上、生存者はわずか1人だ」としていた。

国連報道官ステファン・ドゥジャリク氏は、被災地へのアクセスが非常に困難なため、災害の全容は依然として不明だと説明した。(c)AFP