【8月29日 AFP】南米ベネズエラで独裁色を強める反米左翼ニコラス・マドゥロ大統領は28日、米国が同氏に圧力をかけるためカリブ海に軍艦5隻と兵士4000人を派遣したことを受け、米軍がベネズエラに侵攻することは「あり得ない」と述べた。

米国はベネズエラ領海に近い南カリブ海への軍派遣について、麻薬密売対策の一環だと説明している。

これに対しベネズエラは、沿岸警備に軍艦と無人機を配備し、防衛力を強化するため数千人の民兵を募集する活動を開始した。

マドゥロ氏は、「彼らがベネズエラに入ることはあり得ない」と述べ、ベネズエラは「平和と主権、領土保全」を守るための十分な準備ができていると明言した。

だが、米国は公式に侵攻の脅しをかけていない。(c)AFP