【8月26日 AFP】ウクライナは25日、ロシアの首都モスクワで開かれた政府支援の映画祭に米国のウディ・アレン監督がオンラインで出演したことを受け、監督がロシアの侵攻を美化していると非難した。

アレン監督は24日、オンラインでモスクワ国際映画週間に参加。「世界映画のレジェンドたち」と題されたセッションで称賛され、機会があればロシアで映画を撮ることを検討すると述べた。

このイベントはモスクワ市と複数のロシア国営メディアの支援を受けて開催された。

「ウディ・アレンがモスクワの祭典を祝う決断を下したことを強く非難する」とウクライナ外務省はフェイスブックに投稿し、「文化は決して、犯罪を正当化するためやプロパガンダの道具として使われるべきではない」と付け加えた。また、ロシアの爆弾で破壊されたアパートの写真にアレン監督のトレードマークである黒縁メガネを重ねた写真を投稿した。

欧米の文化人の多くは、2022年にロシアがウクライナに侵攻して以来、ロシアでの公演をキャンセルしている。(c)AFP