イスラエル、ガザ市を砲撃 制圧の初期段階開始
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【8月21日 AFP】イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ地区の中心都市ガザ市を攻撃し、イスラム組織ハマスの主要な拠点を奪取する初期段階に入ったと発表した。
ガザ市の住民は21日、イスラエル軍の攻撃が、市内とその周辺で一晩中続いたと語った。
イスラエル軍は、「予備行動を開始し、すでにIDF(軍)の部隊がガザ市の郊外を押さえている」と述べた。
また、イスラエル軍は21日、ガザ地区北部の医療関係者や援助団体に対し、避難計画を立てるよう通知したことを明らかにした。
イスラエル国防省によると、イスラエル・カッツ国防相は20日までに、ガザ市を制圧する軍の計画を承認し、約6万人の予備役の招集を許可した。
国際赤十字委員会(ICRC)の主任報道官は21日、AFPに対し、イスラエルの攻勢拡大は「容認できない」と述べ、「ガザでの敵対行為の激化は、さらなる殺戮(さつりく)、さらなる避難、さらなる破壊、さらなる恐慌を意味する」と語った。(c)AFP