【8月14日 AFP】ニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相は13日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が「常軌を逸している」と述べ、パレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦で「やり過ぎだ」と非難した。

ラクソン氏は異例の率直な発言で、「ガザで起こっていることは、全くもってひどいことだ」「ネタニヤフ氏はやり過ぎだ。常軌を逸していると思う」と指摘。

「彼は国際社会の声に耳を傾けようとしない。容認できないことだ」と付け加えた。

ネタニヤフ氏は最近、ガザ地区の中心都市ガザ市を制圧してイスラム組織ハマスを壊滅させる計画を発表。国際社会から中止を求める声が高まっているにもかかわらず、「戦争を終わらせる最善の方法」だと正当化している。

ニュージーランドは11日、オーストラリア、カナダ、フランス、英国などに加わり、パレスチナを国家承認する可能性を示唆した。

ウィンストン・ピーターズ外相は、「ニュージーランドは以前から、パレスチナの国家承認は『いつ承認するか』の問題であり、『承認するかどうか』の問題ではないことを明確にしてきた」と主張。

「ニュージーランドが現時点でパレスチナを国家承認すべきかどうか、そして承認するのであれば、いつ、どのように承認するかについて、9月に閣議決定する予定だ」と述べた。(c)AFP