クリスタルパレスがコミュニティーシールド制覇 PK戦でリバプール下す
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【8月11日 AFP】サッカー、FAコミュニティーシールドは10日に英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、クリスタルパレスはリバプールと2-2の同点で迎えたPK戦を3-2で制し、クラブ史上初の優勝を果たした。
昨季イングランド・プレミアリーグを制したリバプールは、新加入のユーゴ・エキティケとジェレミー・フリンポンが得点を挙げるも、パレスはジャンフィリップ・マテタとイスマイラ・サールの得点で試合を2度振り出しに戻した。
迎えたPK戦では、リバプールのモハメド・サラーがシュートを枠上に外すと、パレスの守護神ディーン・ヘンダーソンがアレクシス・マック・アリスターとハーヴェイ・エリオットのシュートをストップ。最後は若手のジャスティン・デベニーがパレスの勝利を決めるキックを蹴り込んだ。
これでパレスは、マンチェスター・シティを下してクラブ史上初の主要タイトルを獲得した、5月のイングランドFAカップ決勝から続く勢いを保った。
パレスのオリバー・グラスナー監督は、「リバプールと同じレベルで戦えた。ビッグパフォーマンスだ。チームを誇りに思う」と述べた。
一方、オフシーズンにジオゴ・ジョタ氏を交通事故で失う悲劇的な夏を過ごしたリバプールは、2億6000万ポンド(約516億円)を費やして獲得したエキティケ、フロリアン・ビルツ、フリンポン、ミロシュ・ケルケズの4選手が全員先発出場したが、プレシーズンに続いて攻守の適切なバランスを見つけきれていなかった。
アルネ・スロット監督は、昨季のチームと比べて「コンビネーションは、時々、今の方が鋭く見える」としたものの、「より多くのチャンスをつくることができるようになったが、現時点では、より多くの失点もしている。リーグ優勝を争いたいなら、このようなチャンスを許してはいけない」と述べた。(c)AFP