ロシア諜報活動の脅威を警告 オーストラリア情報機関トップ
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【8月1日 AFP】オーストラリアの情報機関「豪保安情報機構(ASIO)」のマイク・バージェス長官は7月31日、ロシアを「攻撃的な諜報(ちょうほう)の脅威」として名指しし、近年同国政府につながる情報部員が捕らえられ、追放されていると述べた。
バージェス長官はこの日夜に行った演説の中で、ロシアや中国などの外国勢力による脅威が増大していると警告。2022年以降、24件の大規模なスパイ活動が摘発されたと述べた。この数は、それ以前の8年間の摘発数より多くなっている。
「新たな大国間の競争が、戦略的優位性への飽くなき渇望と、内部情報への貪欲な欲求を駆り立てている」とバージェス長官は述べ、「ロシアは、執拗(しつよう)で攻撃的な諜報の脅威であり続けている」と付け加えた。
バージェス長官は詳細を明かさなかったが、複数のロシアのスパイがオーストラリアから追放されたと述べた。また、機密情報の窃取を積極的に試みている国として、中国とイランにも言及し、「われわれの機密を盗もうとしている国の数と名前には、本当に驚くことだろう」と続けた。
バージェス長官はさらに、オーストラリアの原子力潜水艦計画のが外国勢力の標的になっていると、今年2月に発した警告を繰り返した。米英との安保枠組み「AUKUS(オーカス)」の下で、同国はステルス原潜を配備する計画を立てている。(c)AFP