「美しくなりたい一心」→薬物中毒…韓国の主婦を蝕んだ“痩せ薬”依存
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【07月26日 KOREA WAVE】韓国で14日に放送されたチャンネルAのテレビ番組「探偵たちの営業秘密」で、パイロットの夫が妻の不審な行動に不安を感じ、探偵団に調査を依頼した事例が紹介された。
育児休職中の妻は教員だが、高校の同窓会に出席して以降、家事や育児を放棄し、急に外見を気にし始めた。露出度の高い服を着て外出し、子どもの迎えを実母に任せる始末だ。
探偵の調査によると、自宅に同じ男性配達員がやって来て、家の中にまで招き入れる場面も確認された。また、ジムのトレーナーや女子高生、看護助手など複数の人物と密会し、品物を受け取ったり金銭を渡したりしていた。
実は、妻が受け取っていたのは「ナビ薬」と呼ばれる麻薬性の食欲抑制剤だった。妻は当初、正規のルートで配達させていたが、費用がかさむために幼稚園のママ友らと共同購入するようになり、やがて秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」を使って違法に代理購入するようになっていた。
薬物の副作用で幻覚まで見るようになった妻は交通事故に遭うなど事態は深刻に。夫が「そんなに痩せたいのか」と怒ると、妻は「すべてはあなたのせいだ」と泣き崩れた。夫が、美人でスタイルの良い客室乗務員たちと頻繁に海外出張に行くことに強い不安を感じていたのだという。
そんな中、同窓会で出会った友人からダイエット薬を勧められ、体重が急速に減ったことで自信をつけた。だが、薬の処方が止まると激しい食欲が戻り、不眠や手足の震えなど禁断症状に襲われ、薬に依存していったという。
「理想の体型になったらやめるつもりだった。中毒になるとは思わなかった。情けない」と涙ながらに語る妻。夫は「君がそんな状況だったとは知らなかった」と慰め、謝罪した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News