韓国の豪雨、被害拡大 死者11人に
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【7月20日 AFP】韓国では20日、豪雨で新たに少なくとも1人が死亡し、4人が行方不明になったと当局が発表した。これにより、前週後半から続く豪雨での死者が11人となった。
20日早朝、ソウル東方約70キロの京畿道加平郡では約170ミリの大雨が降った。
「現在、加平で1人が死亡し、少なくとも4人が行方不明とみられている」と内務省の関係者がAFPに語った。
公式データによると、この5日間の豪雨による死者数は少なくとも11人に達している。
聯合ニュースによると、20日午前4時40分ごろ、加平で起きた土砂災害により家屋が倒壊し、70代の女性が死亡した。
死者の大半は、16日以降に800ミリ近い雨が降った韓国南部の慶尚南道山清郡で確認されている。
7月に梅雨を迎える韓国では通常、豪雨への備えが進んでいるが、先週は韓国南部が特に激しい降雨に見舞われ、1時間当たりの降水量としては記録的な数値も観測された。
科学者らは、気候変動によって世界中で極端な気象現象の頻度と激しさが増していると指摘している。(c)AFP