【7月18日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は17日、同氏が故ジェフリー・エプスタイン元被告に宛てて書いたとされる下品な手紙に関する記事を掲載した米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)を提訴すると脅した。

米政界で瞬く間に反響を呼んだ同紙の記事によると、トランプ氏の署名入りの手紙は、2003年のエプスタイン元被告の50歳の誕生日に贈られた手紙をまとめた書簡集に含まれていた。WSJは手紙を確認したが、画像は掲載しなかったとしている。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「WSJの編集者は、(ホワイトハウス報道官の)キャロライン・レビット氏とトランプ大統領から直接、手紙は偽物だと告げられた」「それにもかかわらず、虚偽で悪意のある、中傷的な記事を掲載しようとしている」と述べた。

「トランプ大統領は間もなく、WSJ、(発行元の)ニューズ・コーポレーション、そして(ニューズ・コーポレーションを立ち上げたメディア王、ルパート・)マードック氏を提訴するつもりだ。報道機関は真実を語り、おそらく存在さえしない情報源に頼ってはならないということを学ばなければならない」と続けた。

トランプ氏が書いたとされる手紙は、書簡集の他の手紙と同様にわいせつだとWSJは報じている。数行のタイプライターで打たれた文章が、マーカーで描かれた裸の女性の輪郭線に囲まれたものだった。

WSJは、「未来の大統領(トランプ氏)の署名は、女性の腰の下に陰毛を模して『ドナルド』となぐり書きされていた」「手紙は『誕生日おめでとう。そして毎日が素晴らしい秘密でありますように』と結ばれている」と報じた。

トランプ氏は手紙を書いたことも、女性を描いたことも否定し、WSJに対し、「これは私が書いたものではない。偽物だ」と主張。

「私は女性の絵を描かない」「それは私の言葉でも表現でもない」と続けた。

マードック氏は13日、ニューヨーク郊外のメットライフ・スタジアムのスイートルームで、トランプ氏と共にサッカークラブW杯の決勝を観戦していた。

J・D・バンス副大統領はX(旧ツイッター)に「WSJはこれを公開したことを恥じるべきだ。この手紙はどこにある? 彼らが掲載前にわれわれに見せなかったと知ったら、皆さんはショックを受けるだろうか?」と投稿した。

一方、民主党のパット・ライアン議員は、「ドナルド・トランプ氏がエプスタイン・ファイルを公開しない理由が、今や明白になったのではないか」と投稿した。(c)AFP