【7月15日 AFP】米ジョージア州アトランタで行われる「MLBオールスターゲーム2025」を翌日に控えた14日、試合会場のトゥルイスト・パークで恒例のホームランダービーが開催され、シアトル・マリナーズのカル・ローリーが優勝した。捕手としての優勝は史上初。

決勝の相手は、史上最年少でホームランダービー制覇をめざしたタンパベイ・レイズのジュニア・カミネロ。先攻のローリーが18本のホームランを打ち、カミネロは15本にとどまった。

ローリーは今シーズンの前半戦でメジャー最多の38本塁打をマークしている。

「世界が変わるような気分だ」とローリーは喜びを表した。「ホームランを一本も打たなくても同じくらい楽しかっただろう。優勝したなんて信じられない。まるで夢のようだ」

ダービーではローリーの父親トッドさんが投手を、弟のトッド・ジュニアさんがキャッチャーを務めた。

「これは素晴らしい偉業であり、すべての父親が夢見るものだと思う」と父親のトッドさんは語った。「自分の息子がそれを実現するのを見るのは信じられないことだ」(c)AFP