【7月8日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は7日、首都ワシントンのホワイトハウスにイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を夕食に招き、パレスチナ自治区ガザ地区での軍事衝突の終結をめぐり意見を交わした。

イランとの間で停戦合意が成立した流れをガザにも波及させたいトランプ氏にとって、このタイミングでのネタニヤフ氏の訪問は重要な意味を持つ。

夕食会の冒頭、和平合意の障害となっているものは何かと記者団に問われたトランプ氏は、「遅れはないと思う。物事は非常に順調に進んでいると思う」と語った。また、ガザでの22か月にわたる紛争をめぐっては、イスラム組織ハマスが停戦を望んでいるとの認識を示し、「彼らは会いたがっており、停戦を望んでいる」と述べた。

イスラエル兵による衝突が交渉を頓挫させる可能性について問われた際も、トランプ氏はハマス側の意思を強調した。

会談当日、中東カタールではイスラエルとハマスによる間接交渉が2日目を迎えていた。停戦の実現に向けた協議が続いており、米国も仲介役として関与している。(c)AFP