【6月28日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は27日、ロシアとウクライナの和平要求は「完全に相入れない」と述べた。

今月イスタンブールで行われた和平交渉で、ロシアとウクライナの担当者は3年間続く紛争をどのように終わらせるかについてのビジョンをまとめた覚書を交換した。

しかし、大規模な捕虜交換以外では、戦闘の終結に向けた進展にはつながらなかった。

プーチン氏はベラルーシのミンスクで会見し、「覚書については予想通り、驚くべきことは何も起こらなかった。これらは完全に相入れない二つの覚書だ」と述べ、「だからこそ、この二つを近づける道筋を見つけるために交渉が計画され、行われている」と語った。

ロシアは和平の前提条件としてウクライナに対し、さらに多くの領土を割譲し、西側の軍事支援を放棄するよう求めているが、ウクライナはこれを受け入れられないとしている。(c)AFP