【6月26日 AFP】イスラエル軍のエヤル・ザミール参謀総長は25日、12日間にわたる戦争中にイスラエルの特殊部隊がイラン国内で秘密裏に活動していたと明らかにした。また、イスラエルの諜報機関トップは米中央情報局(CIA)からの支援を称賛した。

ザミール氏はテレビ演説で「われわれはイラン領空とすべての作戦実施地域の完全な制御を達成した」として、「これはとりわけ、空軍と地上特殊部隊による連携と戦術的欺瞞(ぎまん)のおかげで可能になった」と述べた。

「部隊は敵地の奥深くで秘密裏に活動し、われわれに作戦行動の自由を与えた」と付け加えた。

イスラエル兵がイラン国内で地上作戦を行っていたことを公に認めたのは、イスラエル当局者としてはザミール氏が初めて。

ザミール氏はまた、イランの核施設に対して大規模な攻撃を行った米国に感謝の意を表し、イスラエル軍は作戦中に米軍と密接に連絡を取り合っていたと述べた。

イスラエルの対外特務機関モサドのダビッド・バルネア長官も25日早朝、「共同」作戦におけるCIAの支援に感謝の意を表明。CIAが「モサドが正しい決定を下すのを支援した」と述べた。(c)AFP