【6月23日 AFP】フランス警察は22日、パリ郊外のディズニーランドで行われた奇妙な「イベント」に関する調査結果を報告した。成人のグループがテーマパークを貸し切り、エキストラ数百人を雇って、9歳のウクライナ人少女のために「偽の結婚式」を演出したとされる事案で、事情聴取のために2人が拘束された。

21日朝、ハイヒールを履いて登場した少女が立つのもやっとな状態を見てディズニーランドのスタッフが驚き、違法な児童婚の可能性があるとして警察に通報。最初は警戒が広がったが、その後の調べで、「結婚式」は演出されたものだと判明した。

検察関係者は「このイベントは本物の結婚式ではなく、約100人のエキストラを使った撮影イベントだった。あたかも本物の結婚式のように、ディズニーランド・パリを借り切っていた」とAFPに語った。

イベントを主催したとみられる「新郎」とされる人物(22)とラトビア人女性(24)が、詐欺とマネーロンダリングの疑いで拘束された。「新郎」は身元に関する偽造書類を提出していたため、ディズニーランド側が訴えを起こしたという。

検察庁は医療検査を含む調査の結果、ウクライナ国籍の少女は「暴力や強制を受けていないこと」が確認されたと述べた。

最初にこの事件を報じたル・パリジャン紙によると、数週間前にある男性が、開演前の時間帯のディズニーランド・パリを13万ユーロ(2200万円)で借りた。

少女の母親は捜査当局に対し、「娘に『プリンセスにふさわしい一日』を味わってほしかった」と説明している。(c)AFP