ベッカム氏、チャールズ国王からナイトの爵位授与へ 英報道
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【6月7日 AFP】サッカー元イングランド代表主将のデビッド・ベッカム氏(50)が、競技でのキャリアと慈善活動での功績が評価され、チャールズ英国王からナイトの爵位を授与されることになったと、6日に複数メディアが報じた。
英BBCなどの報道によると、来週チャールズ国王の公式誕生日に発表される今年の大英帝国勲章リストにベッカム氏が名を連ねる予定だという。
スポーツ関係者ではこれまでにも、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド時代のベッカム氏の恩師であるアレックス・ファーガソン氏や、男子テニスの名選手アンディ・マレー氏が叙勲を受けている。
英大衆紙サンは、ベッカム氏が「サー」の称号を受け、同氏の妻で女性グループ「スパイス・ガールズ」の元メンバーであるビクトリアさんは、「レディ・ベッカム」として知られるようになると伝えている。
ベッカム氏は現役時代、イングランド代表として115試合に出場し、ユナイテッドやスペイン1部リーグのレアル・マドリードなどの強豪クラブでもプレーした。現在は米メジャーリーグサッカー(MLS)、インテル・マイアミの会長兼共同オーナーや、イングランド・フットボールリーグ2(4部)のサルフォード・シティの共同オーナーを務めている。
長年にわたりナイト授与の候補に挙がっていたベッカム氏は、2003年に大英勲章第4位にあたるオフィサー章を授与されている。
また、チャールズ国王が設立した慈善団体「キングズ・ファウンデーション」の公式大使として、その教育プログラムと「若者が自然をより理解するための努力」を支援しているほか、2005年からは国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の親善大使を務めており、先月には米誌タイムの「慈善活動において最も影響力のあるリーダー100人」に選ばれた。(c)AFP