ベネズエラ大統領、ウクライナのロシア領内攻撃を非難「ナチスのテロ」
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【6月4日 AFP】ロシア同盟国ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は3日、ウクライナがロシア国内に攻撃し、「ナチス」や「テロリスト」のように振る舞っていると非難した。
ロシアは、5月31日の夜遅くに西部国境地帯で発生し、7人が死亡、数十人が負傷した鉄道爆破事件の背後にウクライナがいると主張している。
隣接するクルスク州の別の鉄道橋も1日早朝に爆破され、貨物列車が脱線、運転士が負傷した。
ロシアはマドゥロ氏の重要な同盟国で、マドゥロ大統領は24年前に故ウゴ・チャベス大統領が築いたモスクワとの強固な関係を継承し、エネルギーや軍事の面で協力関係を築いてきた。
マドゥロ氏は、「ロシアは平和を求めており、ウラジーミル・プーチン大統領もそうだ。そして、ウクライナのナチスと戦う赤軍の後継者であるロシア軍が進撃を続けると、ウクライナはどうするだろうか?」「テロだ。彼らはナチスだ。橋を爆破し、鉄道を爆破し、民間人を攻撃する」と訴えた。
ウクライナは3日、ロシアが一方的に併合したクリミア半島とロシア本土を結ぶ橋を攻撃したと発表。また、ウクライナは先週末、ロシアにひそかに持ち込んだ無人機による長距離攻撃も開始した。
ウクライナは3日、ウクライナ北東部スムイ州でロシアのロケット弾攻撃があり、4人が死亡、少なくとも20人が負傷したとも報告した。
マドゥロ氏は、「ベネズエラから、ロシア国民の平和の権利に対するナチスのテロ攻撃を非難する」と述べたが、ロシアによるスムイ州攻撃には言及しなかった。(c)AFP
