【6月4日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのチェルシーが、マンチェスター・ユナイテッドから期限付きで加入していたイングランド代表FWジェイドン・サンチョの買い取りを拒否したと、3日に報じられた。

25歳のサンチョは昨年8月、ユナイテッドからチェルシーにローン移籍。契約には、最大2500万ポンド（約48億6600万円）での買い取り義務オプションが含まれていた。

しかし、スポーツメディア「ジ・アスレティック」によると、サンチョはチェルシーとの個人条件で合意に至らず、クラブは買い取りを見送ったという。これによりチェルシーは、ユナイテッドに500万ポンド（約9億7300万円）の違約金を支払い、サンチョはユナイテッドに復帰する。

チェルシーは今季のプレミアリーグで4位に入り、UEFAカンファレンスリーグでは優勝を果たした。

一方のサンチョは、公式戦41試合で5ゴール、10アシストとやや不安定なシーズンに終わり、プレミアリーグでは昨年12月以降、1ゴールにとどまった。

ユナイテッドとの契約は2026年までで、クラブはさらに1年延長できるオプションを保有している。

サンチョは2021年、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムントから、7300万ポンド（当時約110億8000万円）の移籍金でユナイテッドに加入したが、移籍後は期待されたパフォーマンスを発揮できずにいる。(c)AFP