ミラン監督にアレグリ氏復帰 セリエAは監督人事で大きな動き
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【5月31日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのACミランは30日、不本意なシーズンを経てクラブの再建を目指す中で、マッシミリアーノ・アレグリ氏の監督復帰を発表した。
欧州チャンピオンズリーグで優勝7回を誇るミランは、就任からわずか5か月で解任されたセルジオ・コンセイソン前監督の後任として、数々のタイトル獲得を果たしているアレグリ氏に白羽の矢を立てた。今季リーグ8位で終了し、来季の欧州大会出場を逃したミランにとって、アレグリ氏はここ1年間で4人目の指揮官となった。
契約の詳細については明らかにされていないものの、イタリアメディアでは年俸500万ユーロ(約8億1700万円)の2年契約、および2年間の延長オプションつきと報じられている。
この日セリエAでは監督人事が慌ただしく、ラツィオのマルコ・バローニ監督とフィオレンティーナのラファエレ・パラディーノ監督が電撃退任した。
ASローマも、この1年で2度監督業を退いたクラウディオ・ラニエリ前監督の後任を探しており、その筆頭候補として現在アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ氏の名前が挙がっている。
一方、インテルを率いるシモーネ・インザーギ氏は、サウジアラビア1部リーグのアル・ヒラルへの巨額移籍報道を否定することを余儀なくされた。このうわさは、インテルがパリ・サンジェルマン(PSG)との欧州チャンピオンズリーグ決勝を控える中で突如浮上した。
リーグ王者のナポリがアントニオ・コンテ監督の慰留に成功したことにより、イゴール・トゥドールが退任するとみられるユベントスは新指揮官探しが必要となっており、ガスペリーニ氏はここでもターゲットに挙がっている。(c)AFP