【5月22日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスーパーボウル王者フィラデルフィア・イーグルスが得意とする「タッシュプッシュ」と呼ばれるプレーの禁止案が、オーナー会議で否決されたと米メディアが21日に報じた。

このプレーは、イーグルスが短いヤードを獲得する際に用いるもので、QBジェイレン・ハーツがスナップを受けた後、真後ろに配置されたチームメートに押される形で前進するもの。

バッファロー・ビルズも同様の戦術を取り入れているが、NFL内ではこのプレーをめぐって賛否が分かれていた。

米スポーツ専門チャンネルESPNによると、最終的な投票結果は、禁止に賛成が22票、反対が10票だったが、ルール改正に必要な24票には2票届かなかった。

イーグルスのニック・シリアニ・ヘッドコーチ(HC)は「誰もができるなら、誰もがやるだろう」と批判に反論し、禁止を求める声は「タッシュプッシュ」を実行できないチームの嫉妬によるものだと示唆していた。(c)AFP