【5月18日 AFP】テニス、イタリア国際は17日、女子シングルス決勝が行われ、大会第6シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)が第4シードのココ・ガウフ(米国)を6-4、6-2で下し、優勝を果たした。

パオリーニは昨年のドバイ選手権に続くWTA1000大会2勝目。地元イタリア勢による女子シングルス優勝は、1985年のラファエラ・レジ以来40年ぶりの快挙となった。

パオリーニは、昨季に全仏オープンを含む四大大会(グランドスラム)で2度決勝に進出した遅咲きの29歳。19日に更新される世界ランキングでは4位に順位を上げ、今月開幕の全仏に臨む。

今大会ではサラ・エラーニ(イタリア)と組む女子ダブルスでも決勝に勝ち残っており、単複2冠に期待がかかる。また、男子シングルスではヤニック・シナー(イタリア)が決勝に進んでおり、地元勢が3種目を制す可能性もある。

一方、ガウフは準決勝の鄭欽文(中国)戦に続き、アンフォーストエラー55本、ダブルフォールト7本を喫するなど試合を通じてショットの精度を欠き、パオリーニを楽にした。

これで前週のマドリード・オープンから2大会連続で準優勝となったが、試合後は「ベストのテニスをせずに決勝まで来られたのは自信になる。状態を上げられれば、ローラン・ギャロス(全仏オープン)で良い結果が狙える」と語り、「三度目の正直」に期待をにじませた。

ガウフは今大会後に世界ランク2位に浮上する。(c)AFP/Terry DALEY