シナーが4回戦進出 次戦は難敵 イタリア国際
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【5月13日 AFP】テニス、イタリア国際は12日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのヤニック・シナー(イタリア)はラッキールーザーのイェスパー・デ・ヨング(オランダ)に6-4、6-2で快勝し、ベスト16入りを決めた。
ドーピング違反による3か月の出場停止処分から復帰したシナーは、4回戦で第17シードの難敵フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と顔を合わせることになり、全仏オープン前に本格的な試練を初めて迎えることになる。
前回出場した2023年大会では4回戦でセルンドロに敗れており、今大会では2回戦まで下位ランクの選手との対戦が続いていたことから、次戦は大きなステップアップになるとの認識を示した。
シナーは試合後、「明日は大事な日になる。彼(セルンドロ)に対して、自分のプレーを一段引き上げる必要があるからだ」「彼は最近、本当に良いテニスをしている。マドリード(・オープン)では準決勝に進出したし、本物のテニスをプレーしている。きっと自信もつけているだろう」と報道陣に語った。
一方、同じイタリア勢で第29シードのマッテオ・ベレッティーニは、第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に5-7、0-2とされたところで、腹部の負傷により涙の途中棄権となった。
ルードは4回戦で世界ランキング66位のハウメ・ムナル(スペイン)と対戦。準々決勝に進出すれば、シナーと激突する可能性がある。(c)AFP/Terry DALEY