【5月12日 AFP】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンによる暫定政権は、チェスが賭博の温床になっているとの懸念から、当面の間、国内でのプレーを禁止すると発表した。

スポーツ総局の報道官は11日、AFPに対し「シャリア(イスラム法)ではチェスはギャンブルの手段と見なされる」と述べ、昨年施行された「美徳の促進と悪徳の防止に関する法律」に基づいて禁止措置が取られていると説明した。

さらに「チェスという競技には、宗教的観点から見て問題となる点がある」と述べ、それらが解消されるまで「アフガニスタンにおいてチェスは一時的に禁止される」と語った。

タリバンは2021年の政権復帰以降、厳格なイスラム法に基づく規制を次々と導入しており、この道徳法の下では賭博行為が禁じられている。

首都カブールでカフェを営み、近年は非公式のチェス大会を開催してきたアジズラ・グルザダ氏は、実際には賭博など行われていないと反論。「多くのイスラム諸国には国際レベルのチェスプレイヤーが存在する」とAFPに語った。(c)AFP