【5月4日 AFP】オーストラリア総選挙が3日、投開票され、アンソニー・アルバニージー首相率いる中道左派の与党・労働党が保守派を抑えて大勝した。トランプ・トランプ米大統領が6週間にわたる選挙戦に影を落とし、米関税措置による経済的混乱が投票の行方に影響を及ぼすかに内外で関心が集まっていた。

専門家によると、アルバニージー氏の安定したリーダーシップが世界的な混乱の時期に支持された一方、強硬姿勢を打ち出した元警察官の野党指導者ピーター・ダットン氏からは多くの有権者が離反した。同氏自身も議席を失った。

労働党は予想外の大勝で、国営放送ABCの予測では、150議席のうち85議席を獲得する見通し。ダットン氏の連合は41議席、他の政党は9議席、残りの15議席は未確定となっている。

アルバニージー氏は勝利演説で「きょう、オーストラリア国民はオーストラリアの価値観に票を投じた。すべての人のための公平、希望、機会を選んだ」「この世界的に不確実な時代に、オーストラリア人は楽観主義と決意を選択した」と、歓喜する支持者に語った。

アルバニージー氏は再生可能エネルギーの導入、悪化する住宅危機への取り組み、非効率化した医療システムへの資金拠出を公約している。

ダットン氏は移民の流入抑制や犯罪取り締まり強化のほか、核エネルギー禁止政策の撤廃を主張していた。(c)AFP/Laura CHUNG