【4月25日 AFP】フランスの私立高校で24日、男子生徒が他の生徒を刃物で襲い、女子1人が死亡、3人が負傷した。

一連の事件を受けて、教室のセキュリティー強化を求める声が上がっている。

事件は西部ナントのノートルダム・ド・トゥート・エイド高校で起きた。負傷した3人のうち、女子生徒1人は重体だという。

目撃者によると、男子生徒がいくつかの教室で襲撃した後、教師たちに取り押さえられた。男子生徒の身元は明らかにされていないが、ナチス・ドイツ総統アドルフ・ヒトラーを崇拝していた。

男子生徒は警察に拘束されたが、精神鑑定の後に入院した。男子生徒は事件直前に他の生徒たちに支離滅裂なメールを送っていた。

事件を受けてフランソワ・バイル首相は「学校内および学校周辺の管理強化」を訴えた。

バイル首相は一部の若者の間で「まん延する暴力」への対応を求め、事件の再発防止の提案を要求。すべての学校にセキュリティーゲートを設置する可能性があると述べた。(c)AFP