バーディー、今季限りでレスター退団 「史上最高の選手」とクラブ称賛
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【4月25日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグからの降格が決まったレスター・シティは24日、元同国代表のストライカーで、クラブが「史上最高の選手」と称賛するジェイミー・バーディーが今季限りで退団すると発表した。
2015-16シーズン、不可能と思われた状況の中、クラブの主要メンバーとしてレスターのリーグ優勝に貢献した主将のバーディーは、38歳という年齢になっても現役を続行すると表明している。
レスターには2012年に当時ノンリーグのフリートウッド・タウンからわずか100万ポンド(約1億9000万円)で加入して以降、約500試合に出場して198得点を記録。リーグ戦ではクラブ歴代1位の143ゴールを挙げている。
15-16シーズンにはリーグ戦24得点をマークし、サッカー界において史上最大の衝撃の一つとなった、レスターのリーグ初制覇の立役者になった。また、チェルシーを1-0で下した20-21シーズンのFAカップ決勝でも、優勝メンバーの一員となった。
バーディーはレスターを去ることに「打ちのめされた」としながらも、適切なタイミングとの認識を示した。
ファンへのビデオメッセージでは、「レスターのファンの皆さん、この日が来ることに心が痛むけれど、いずれ来ることは分かっていた」「このクラブでの信じられないような13年間には、多くの成功といくつかの低迷があったけれど、大半は高揚感に包まれていた」と述べた。
さらに、「唯一の後悔は、自分はこれに打ちのめされているが、もっと良いシーズンを終えて皆さんに別れを告げられないことだ。これは自分が望んだキャリアの終わり方ではない」「最後に、これは引退ではない。まだプレーを続け、ゴールを決めるという最も楽しんでいることやっていきたい」と続けた。(c)AFP