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【04月24日 KOREA WAVE】裕福なくせに借りた5000万ウォンを返さないばかりか、結婚祝いに5万ウォン(約5000円)の商品券しか出さなかったずうずうしい兄のエピソードを、韓国の50代女性がJTBC番組「事件班長」で語った。

女性には幼い頃から「頭が良く優秀」と評判だった兄がいる。一方の女性は勉強が得意ではなく、高校を卒業してすぐに工場に就職した。女性は給料を全て母親に渡していたが、その金は兄の学費に消えた。家族は兄を誇りに思い、家庭内の実権は両親ではなく兄が握っていた。

兄の結婚式では、女性が長年の工場勤務でためた全財産を祝儀として差し出した。しかし、女性が結婚する際、兄が渡した祝儀袋に入っていたのは5万ウォン(約5000円)の商品券1枚だった。

女性が驚くと、兄は「本当のプレゼントは別にある」と言い、中古のテレビを持ってきた。だが、数日後には「友人がそのテレビを返してほしいと言っている」と言って持ち去った。

5年前、兄は「結婚する息子に家を用意しなければならない」と言って、5000万ウォン(約500万円)を貸してくれと迫った。兄は女性が老後のために積み立てていることを知っていたのだ。「兄が妹の金を踏み倒すわけないだろう」と言われ、仕方なく貸した。

ところが、兄は一度も金を返さず、「お前の娘が結婚する? こっちだって金がないんだ」と開き直った。「せめて月20万ウォン(約2万円)ずつでも」と頼むと、兄は逆ギレして暴言を吐いた。

兄はソウルにマンションを2軒所有し、車も2台持つなど困窮している様子はないのに、である。

出演していたパク・ジフン弁護士は「5000万ウォンは明らかに金銭貸借関係に該当する。兄が返済を拒み続けるなら裁判を起こし、不動産の差し押さえや競売も可能」と法的対応を勧めた。

ネットユーザーたちからは「これは家族じゃなくて加害者」「金銭問題は親族でも明確にすべき」「いますぐ弁護士を通して法的手続きを」といった声が殺到している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News