【4月24日 AFP】男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントを制し、生涯グランドスラムを達成したロリー・マキロイ（北アイルランド）が、優勝までの長い道のりのおかげで、人々と特別な形でつながることができたと語った。

史上6人目となる生涯グランドスラムの快挙を成し遂げたマキロイだが、他の三つのメジャーを制してからマスターズで初優勝するまでには11年を要した。

大会後は北アイルランドに戻るなどして家族との時間を過ごしてきたが、24日から始まるダブルス戦のチューリヒクラシック・オブ・ニューオーリンズでツアーに復帰する。

大会前の取材に応じたマキロイは、「あの後の数日は素晴らしく、すべてを振り返り、起こったことの大きさを実感することができた。自分にとって大きかったのは、これまでの道のりが人々の共鳴を呼び、連絡をくれる人がいたこと。本当に信じられない」と話した。

「一生の目標や夢をかなえられる日は、そう多くはない。だからこそ、それ（優勝）に伴うすべてのことを心から楽しもうと努めてきた」

人々の共感を誘った要因については、マスターズ優勝までに長い時間がかかったからではないかと語り、「人々は、そうした苦労の中に自分自身を重ねることがあると思う。誰かが10年以上目指してきたことを成し遂げる瞬間を目撃して、それが多くの人に響いたのだと思う」と述べた。(c)AFP