英仏軍、ウクライナの知見を活かし市街戦訓練実施
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【4月24日 AFP】フランス外国人部隊(FFL)と英国軍が、ウクライナ紛争から得た市街戦の教訓を活かし、フランス北東部で合同軍事演習を開始した。AFP記者が22日に取材した。
演習は小さな町ジョフルクールで実施された。2週間の演習にはFFLや英陸軍のロイヤル・ウェルシュ第1大隊などが参加する。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領と英国のキア・スターマー首相は現在、ロシアとの戦争終結後にウクライナに「再保証部隊」を派遣するという欧州の取り組みを主導している。
FFLの第13半旅団の一員は、地下室からジョイスティックを操作し、操縦するドローンが町の上空を飛行する映像を見ていた。
無線機4台、ノートパソコン4台、そして即席のスクリーンとして使われる白いシートだけの簡素な設備だが、旅団の指揮官ベンジャミン・ブルネ大佐はこれには正当な理由があると述べた。
「われわれは6時間ごとに配置を変える訓練をしている」とブルネ大佐。これは、敵が司令部から放出される電磁放射線を素早く察知し、司令部を破壊するというウクライナから得た教訓だ。(c)AFP